井戸水クーラー・地下水クーラーのデメリットと解決策|導入前に知っておくべき5つの注意点
この記事でわかること
- 井戸水クーラー・地下水クーラーの正直なデメリット・弱点
- 各デメリットに対する具体的な解決策・対処法
- 「自分の施設に向いているか」の判断基準
- メリットとデメリットを踏まえた正直な導入判断
井戸水クーラー・地下水クーラーのデメリットを正直に解説します
井戸水クーラー(井水式ユニットクーラー)・地下水クーラーは省エネ・低コスト・環境負荷の低さなど多くのメリットを持つ優れた冷却システムですが、すべての施設に向いているわけではありません。
導入を後悔しないために、デメリットと解決策をあらかじめ正直にお伝えします。
デメリット① 地下水(井戸)がないと導入できない
課題
井戸水クーラーの最大の前提条件は地下水が確保できることです。敷地内に既存の井戸がない場合、掘削工事が必要になります。
解決策・対処法
- 地下水が豊富な地域では比較的低コストで掘削可能
- 水文調査・ボーリング調査で事前に地下水の有無と水量を確認できる
- 掘削費用は省エネ補助金の対象になるケースもある
- まずは無料の現地調査で確認することをおすすめします
✅ 解決難易度:低〜中(調査費・掘削費が発生するが、補助金で対応可能なことも)
当社の地下水クーラーシステムは地下水が無くても使える
小型のチラーを使い、地下水のない環境でも電気代は1/4~1/5に削減可能。水の使用量も5L/minと少ないのも特徴です。
デメリット② 水量・水質によって使えない場合がある
課題
地下水があっても、水量が不足している場合や水質に問題がある場合は導入できないケースがあります。
- 1時間あたり1トン以上の水量が目安
- 銅管を腐食させる成分(塩素・硫化物・酸性水など)が含まれている場合は対策が必要
解決策・対処法
- 導入前に水質検査を実施(項目表に基づき専門機関で検査)
- 水質に問題がある場合はろ過フィルター・軟水器を設置して対応
- 水量が不足する場合は複数箇所から取水するなど設計で対応可能なことも
✅ 解決難易度:低〜中(水質検査と適切な前処理設備で多くのケースは解決できる)
特許取得済触媒フィルターで解決
特許取得済の触媒フィルターを使う事で、どのような地下水の環境でも地下水クーラーを使う事が可能。専門家が現地調査で水質を検査しています。
デメリット③ 細かい温度調節ができない
課題
井戸水クーラー・地下水クーラーは地下水温(15〜18℃)に依存した冷却のため、「室温を正確に〇℃にしたい」という精密な温度管理には向いていません。
吹き出し温度は概ね25〜27℃前後が目安です。
解決策・対処法
- 通常のエアコンと併用することで温度調節を補完する(多くの工場・農場がこの方法を採用)
- 工場・農場では「28℃以下に抑えたい」というニーズが多く、この用途では十分機能する
- 精密な温度管理が必要なクリーンルーム・医薬品製造などには単独では不向き
✅ 解決難易度:低(エアコンとの併用で補完できる)
デメリット④ 湿度が上がる場合がある(条件による)
課題
外気温が高く湿度が高い状態で稼働させると、熱交換器付近で結露が発生し、相対湿度が上がって見える場合があります。
正確な理解
これは「湿度が増える」のではなく、空気が冷やされることで相対湿度の表示値が上がるだけです。実際には空気中の水分量(絶対湿度)は減少しており、不快指数は下がります。
| 指標 | 変化 |
|---|---|
| 相対湿度 | 上昇(数値が高く見える) |
| 絶対湿度(実際の水分量) | 減少(除湿効果あり) |
| 不快指数 | 低下(涼しく感じる) |
解決策・対処法
- 入口の湿度が非常に高い場合はドレン排水配管を設置
- 換気との組み合わせで湿気を排出しながら使用
✅ 解決難易度:低(正しく理解すれば問題ではない)
湿度が上がらない事が最大の特徴
地下水クーラーは湿度が上がりません。ラジエーターを複合する事で、さらに湿度調整も可能となっております。神奈川県南足柄市塚原にあるテストルームで実機を用意していますので、弊社の地下水クーラーを体感していただければその違いを分かっていただけると思います。

デメリットまとめ表
| デメリット | 深刻度 | 当社の製品の場合 |
|---|---|---|
| 地下水がないと導入不可 | ★★★ | 地下水が無くても使用可能 |
| 水量・水質の問題 | ★★☆ | あらゆる水質でも利用可能 |
| 細かい温度調節不可 | ★★☆ | チラー併用でコントロールも可能 |
| 湿度が上がって見える | ★☆☆ | 湿度コントロール可能 |
結局、井戸水クーラー・地下水クーラーはは「あなたの施設」に向いているか?
✅ 向いている施設・状況
- 敷地内に井戸がある、または掘削できる土地がある
- 大型の工場・畜舎・倉庫など広い空間を冷やしたい
- 「28℃以下に抑えたい」という冷却ニーズがある
- 電気代を大幅に削減したい
- 脱炭素・省エネへの取り組みを強化したい
❌ 向いていない施設・状況
- 精密な温度管理(±1℃以内)が必要なクリーンルームなど
- 小規模な居住スペース・事務所(家庭用エアコンで十分)
よくある質問
Q. デメリットを聞いてやっぱり不安です… A. デメリットのほとんどは事前調査と適切な設計で解決できます。 まずは無料の現地調査で、お客様の施設に導入可能かどうかを一緒に確認しましょう。
Q. 家庭でも使えますか? A. 農家の自宅・農場付設の居住棟などには導入実績があります。ただし一般家庭向けには規模的にオーバースペックになるケースが多いです。
まとめ
井戸水クーラー・地下水クーラーには確かにデメリットがありますが、適切な事前調査と設計で多くは解決できます。 特に地下水が確保できる工場・畜産農場では、デメリットを上回る大きなメリットが期待できます。
「自分の施設に向いているかどうか」は、まず無料相談をご利用ください。










